真名井神社
今回の天橋立 一番行きたかったのは、真名井神社です。
少し山深い場所にあるので、前日少し躊躇していました。
なんせ 外は吹雪。
明日こんな感じだったら 寄らずに伊勢に向かうことにしようかな…
そう考えながら床につき、眠ろうとしていたら なんとなく 部屋に気配がして はて!?
と様子を見ていると どこともなく 明日自分で決めればいい。状況ではなくて気持ちで。
そんな声がしました。
翌朝 露天風呂 その名も知恵の湯に入っていると 自分の中に沸々といきたい気持ちが。
取り合えず 行かれる所まで行くことにしました。
雪の天橋立。
日常は変わることなく過ぎている。
雪の中郵便配達のバイクははしり、買い物袋を下げたお婆さんがバスを待つ。
そんな様子を目にしながら 東京からずっと一緒の愛車は 真名井神社を目指して進んでいました。
うちのナビにはない真名井神社。
数年前の記憶が甦り 目印のない道を進む。
住宅街から山道になって 後数十メートルで 鳥居と言う時に タイヤが新雪に埋もれ 先に進まなくなってしまいました。
これは 車をここに停めて参拝し バックで下がるか、バックで下がって車を停めて 徒歩で登るか どっちにしようか との思いが頭をよぎっていた
参拝するんだという気持ち以外思い浮かばなかった。
一緒にいた陽子ちゃんに ちょっと様子を見てくるね、と車のドアを開けて 雪の上に降り立った瞬間、前方からスコップを持った男性が2人現れて タイヤ周りを掘り起こし 車を押してくれました。
数回繰り返し お願い動いて!!と願った瞬間 車は進み 神社前の駐車スペースに行くことが出来ました。
タイヤの音を聞き付けて助けに来てくれたのでしょうか?
良かったですね!気を付けてと声をかけていただいて お二方は下って行かれました。
思いもかけない 想像を超えた所から助けが来たのです
感謝感激とはこの事です
龍神さまのお使いと勝手に思っています。
真名井神社他には誰もいない。
凛とした空気に思わず涙が溢れます。
私たちの声の波動で
木々の枝の雪が落ちてきます。
それほどの静けさです。
ここは狛犬ならぬ狛龍。
本堂でお礼をいい 神社内を静かに回り 敬虔な気持ちでお参りを致しました。
枝から落ちる雪と共に 長居は無用、エネルギーは渡した。との声が聞こえました。
そうです。安全に下山しなくては。
お礼をいい 鳥居に向かったその時 グレー一色の雲間から太陽が顔を出しました。
小さい頃 曾祖母が良く言っていました
御天道様はお見通し…
誰かに認められる事ももちろん励みになります。
人に認められるようになるという事は 誰も見ていなくても 変わらぬ信念に基づいた行動が身に付いている事が大事なんではないかな〜と私は思います。
来て良かった!
大好きな真名井神社です。
助けてくださった方 本当にありがとうございました。
>思いもかけない想像を越えた所からの助け
このことに心を寄せることの大切さと、守られていることの感謝。
明日からの旅もお気をつけて!
素晴らしいお詣りをしてきてくださいませ。