ホドカクペップル その1

メッセージを受けた白仏です。
じつはこちらに行くのに、ハングルが全く解らないメンバー5人で向かう事になりまして、前日千文ちゃんと私は、タクシーの運転手さんに見せるべく、住所と地図をハングルで書き写し、さらに仮名をふり、リハーサルまで致しました。
ところが、その住所についてみると、ホドカクは見当たらず・・・・
そこへ千文さんから電話が入ります。『あのさ、住所が違うらしいよ!何か抜けてるらしい、でね、うちの運転手さんタクシーのセンターに電話して聞いてくれて、とりあえず着いてるからね』
ひえ〜〜〜〜!
とりあえず、地図の近くにあったヒルトンホテルに行ってもらいました。
ヒルトンホテルはまんまで通じます(笑)
ヒルトンホテルのコンシェルジェに聞いてみようと、フロントへ、あいにく接客中
そこへ再び千文さんから電話。『高速道路の下を川が流れていて、その近くだよ』
そのやりとりをそばで聞いていたホテルマンが、この坂を降りて行くと川があるから、そこのことでしょう、と教えてくれました。
私たちはてくてくと、川に向かって歩いて行きました。
確かに川には出たんだけれど、なんだか違う気がする。
そして、携帯の電池は風前の灯、iPhoneはホテルに置きっぱなし・・・・
十字路に立ったとき、この場所だけ、風が吹いて、思わず立ち止まった私たちの横をパトカーが通り過ぎて行きました。
一緒にいたMちゃんが、今のパトカーに聞けば良かったね〜、
そうなのよ、私もそう思ったんだ・・・
再び気を取り直して、大きな道路の方に向かって歩いていたとき、警告音と共に携帯の電池が切れた・・・・
その時、また風が吹き、前からさっきのパトカーが!
今度は駆け寄りドアをノック、降りて来た警察官に『ホドカクペップル!』と叫ぶ私(笑)
優しい警察官は、警察署に電話して日本語が喋れる人と変わってくれました。
その警察官が現場の警察官に説明兼通訳をしてくれて、やっとこさ話が通じました!
『ホドカクペップル?』『ホドカクペップル!』
通じて喜ぶ私たちに、彼らは パトカーで連れて行ってあげるよ(ハングルで)、と言いました。
うそ〜〜!なんてことでしょう〜〜!パトカーをアッシーに使うなんて〜〜
パトカーの内部には、指名手配の写真があちこちに貼付けられ、後ろの座席は中から空きません。
もう少し、ハングルが話せたら、この喜びを伝えられたのにな〜

このパトカー&警察官の方々のおかげで、ペップルに着く事が出来ました。

ホドカクです。
韓国に行くにあたって、ピン!と来た場所、そしてどうしても行かなくては!と思った場所。
途方に暮れそうになりながらも、絶対に行ける!と確信した場所に着いたのです。
続く